~なにはともあれ杯を酌み交わそう~       (大領地域の家であい 小多機)

毎日晩酌を欠かせない大のお酒好きの I さんが今回の主役です。

ここ数年は “Y’s Bar” でもご活躍の気っ風の良いご婦人です。

 

「身内のいない私にとって、であいの子らは家族同然や。家族水入らずで

 杯を酌み交わしたいわ~」

とかねてからのお声に、職員も乗り気満々であれよあれよと話が進んでいきました。

 

I さんを囲んで楽しい宴は始まりました。熱燗をさしすさされつ、故郷のお話から

クラブのママ時代の数々の武勇伝まで、普段はなかなか聞けないお話に大いに盛り

上がりました。

 

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お店を出た直後に「次はいつする?」の I さんの号令に、職員一同手元のスマホや手帳を

早速繰っていました。

 

帰りの道中、ある職員の言葉が印象に残っています。

「I さんとのひとときはめっちゃ楽しかったし、また行きたい。そのうえで、声にせずとも思いを秘めてる他のお年寄りの “したいこと” もがんばって見つけたい」

 

なにはともあれ楽しかったですが、この機会を通じて新たな気づきができたことは

うれしいお土産となりました。

 

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 ※記事内容は2020年1月中旬当時のものです。

”あたりまえ” のありがたさ            (大領地域の家であい GH&小多機)

新型コロナウイルスは私たちの暮らしに大きな影を落としています。

とりわけ臨時休校の措置は、ママさんスタッフが多い当施設(であい)では

深刻な問題です。

 

いっそのこと、お子さんを連れて仕事に来てもらえないかと思案し

前もってご利用者、ご家族に持ちかけてみました。

「にぎやかでええやん」 「家で閉じこもってたらかわいそうやん」と

温かいお返事をいただきました。

 

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最初こそは緊張した様子でしたが、しだいにお年寄りと仲良くなると、率先していろいろなお手伝いをしてくれていました。

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このたびの騒動で、あらためて「あたりまえ」のありがたさを実感しました。

私たちは「あたりまえ」の日常を安心して送ることができるように、注意を払いながら

この事態を乗り越えていこうと思います。

味噌作りしました!

毎年2月の寒い時期に味噌の仕込みをしています。

奈良県の施設さんにお邪魔して実施。京丹後・奈良・大阪の食と手当てと看取りの会のメンバーでもある施設さんが力を合わせて作ります。

毎年、奈良の施設で作った味噌を預かっていただいており、ちょうど昨年作った味噌が熟成されています。そして、今年つくった味噌と入れ替えで、もって帰らせていただいています。毎年、麹の取り寄せから、前日の大豆の漬け込みと事前準備と味噌の管理をお任せしっぱなしで申し訳ないのですが、身体によい、手作り味噌を仕込みながら、それぞれの施設職員の交流も図っており、味噌だけではなく力強いつながりに醸成されています。

 

獅子舞南海電車に現る!

先日、住吉地区新年互例会に参加してきました。地域の方々、診療所、近隣の小学校、中学校の先生、校長先生、議員さんなど参加されて、今年も繋がっていきましょう!と乾杯しました。

その会で披露した獅子舞。

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なごみの門馬さんが、獅子舞を持って住吉東から乗車しました。

隣の駅から乗車した小学校の子どもたちは獅子舞に魅了されました。

難波まで、子どもたちと獅子舞&門馬さんは人気者。

獅子舞の口に頭を入れるを子どもたち!

それを笑顔で見守る、同じ学校の中学生、高校生上級生や乗客さん。

ほっこりした時間になりました☆

 

オガリ総センクリスマス会2019

ガリ総センクリスマス会明けましておめでとうございます。昨年はラグビーで日本中が盛り上がりましたが、今年はオリンピックイヤーですね!はてさて、昨年オガリ総センでは恒例のクリスマス会を開催しました。

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手づくりクリスマスランチでチキンをいただきました!もちろんサンタも登場しておりますヨ!みんなで楽しいクリスマス会を過ごし、新年を迎えることができております。本年もよろしくお願い致します!

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奪わない支援って

いつもご案内いただいている
べてるの伊藤さんから、
べてるの向谷地生良むかいやち・いくよし)さんの情報をいただきました。
 

働きやすい働き方を発信するwebサイト「サイボウズ式」に向谷地生良さんと

組織論・経営戦略論の理論研究家の宇田川元一さんの対談が

掲載されています。

ご覧ください。

 

https://cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m005505.html

 
組織論・・かたいなと思われるところから対談からはじまるのですが、
すすむにつれ、大切にしたいこと、取り組んでいることと
相通ずるな・・と
感じたので
シェアさせてくださいとご連絡したところ快諾いただきましたのでシェアします。
 
私のつぶやきです。記事の感想ではないです~。
なぜ相通ずるな・・と思ったかですが、
DCM(認知症ケアマッピング)を学び実践する中、私から見た〇〇さんではなく、
常に、〇〇さん本人にとってどうかということなんです。
苦労なんてしないほうがいい
と思うのは誰なのか。
 
べてるには「人生の苦労を取り戻す」という標語。
その標語の意味は、生きづらさの背景にある大切な「本来の自分らしい苦労」を探して引き受けることを大事にしています。
とあります。
 
そこなんです。
すべてをふくめた自分。
苦労=できないことであったり、苦労=やっかいなこと。
専門職という名の下、高齢だから、障がいをもっているから、というレッテルを知らず知らずのうちに
貼ってしまっているのではないか。ということ。
 
ともすれば、私たちは、サービスという名のもと、苦労を奪うことは、あなたのためだからと・
・しらずしらずのうちに誘導していないでしょうか。
そうなる可能性があるということを、理解したうえで、振り返る必要があると思っています。
 
若年性認知症の当事者でもある、丹野さんが、生きづらさは、生きている証ですよ。
リスクは自分で負いたい。リスクを奪われることほど辛いことはない。
リスクがなくなるといことは何も無い世界。何もできなくなる。という話をされていたことを思い出しました。(6月に大阪にお越しいただいたときにお話いただきました)
 
まさしく奪わない支援。
(究極のサービスという名のもと、やってあげる、自分たちがやったほうが早くて安心。的な考えで、見方をかえると、
できないのだから、だまってサービスを受けてください。
といった、人をコントロールをしようとする、する側、される側的な動き。)
そんなことをあれこれ考えていると、
 
現在進行中の、一度奪った生活をとりもどすために、
取り組んでいることを、行ったり来たりしながら、振り返ることができるな~と思いました。
 
なごみ 福留
 
 
 

「みおつくし 福祉・介護の仕事 きらめき大賞2019」最優秀賞 とったど~っ!

このたび、大領地域の家であいの山内さんが栄えある賞を受賞されました。

そのうえ最優秀賞に選ばれ昨年のじらふ今村さんに続き2年連続の快挙を達成しました

 

90歳を過ぎたおばあちゃんがいきなり海に行くというのは、一見すると奇をてらった

ものと見なされるかもしれません。

 

でも、3年越しに行かれたのは何よりご本人の思いがずっと続いた証です。

3年目に「もう、こりごりや」とおっしゃった時までお付き合いできたことは

私たちのかけがえのない宝になりました。

 

本当に受賞おめでとうございます・・・そして、おばあちゃん

見事にとったど~っ!

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