自閉症スペクトラム学会第21回研究大会に参加しました!

8月19日、20日は自閉症スペクトラム学会第21回研究大会へ参加しに白百合女子大学へいってきました。
研究大会のメインテーマは『当事者の視点に立った自閉スペクトラムの理解と支援』でした。
1日目は熊谷先生(東京大学)の基調講演や学会企画シンポジウム1「支援者と当事者の対話」に参加しました。
2日目は、大会企画シンポジウム「自閉症基礎研究の当事者化:『中核症状の理解・改善』を超えて」、学会企画シンポジウム2「8.8%のインパクト」に参加しました。
口頭発表では、当事業所から『行動で要望を通そうとする自閉症児への表出コミュニケーションの支援~PECS®を用いて~』というテーマで報告させていただきました。
 研究大会を通して、さまざまな人たちと交流、意見交換できとても充実した2日間でした。また研究大会で得たことをチームで共有し、日々の支援実践に活かしていきたいと思います。 #放課後等デイサービス #児童発達支援 #未就学児 #長居 #小学生 #大阪市 #療育 #早期療育 #ボランティア #天王寺区 #大正区 #城東区 #旭区 #港区 #西淀川区 #東成区 #都島区 #浪速区 #淀川区 #北区 #西区 #鶴見区 #住之江区 #生野区 #此花区 #阿倍野区 #東淀川区 #中央区 #福島区
 

オレンジカフェを再開しました

コロナ感染拡大により長らく自粛が続いた「オレンジカフェ」を再開しました。

今回は「インボディ」という測定器を使って水分や脂肪などの体成分の

過不足を検査するイベントを催しました。2年半のブランクがあり、どれだけの

ご来場があるか不安でしたが当日は会場いっぱいにおおにぎわいでした。

 

長期間の自粛により、わたしたちの暮らしぶりは大きく変わりました。いろいろなこと

に我慢を強いられることで、人とのつながりが先細りするのを、身をもって感じた者と

して、オレンジカフェの再開はとてもうれしく思います。

失いかけたことを取り戻していくためにも、このような取り組みは長く続けていかなけ

ればならないと、あらためて感じた1日でした。

 

じらふ長居ボランティア募集!

こんにちは! じらふ長居の金本です☆

子どもと関わることが好きな方! 将来、児童分野に興味がある方! ボランティアに関心がある方!

じらふ長居ではそんなボランティアさんを募集しています! 3歳~小3ぐらいまでの子どもたちと一緒に遊びませんか??

ご連絡お待ちしておりま~す♪ じらふ事務所携帯080-5816-4697

☆じらふ長居のご紹介☆

みなさん、こんにちは☆ じらふ長居の金本です。

じらふ長居は、大阪市委託の専門療育をメインで行っています。 内容は、ASD自閉スペクトラム症)の診断を受けたお子様(3歳~小3)を対象にコミュニケーション支援を行っています。 親子でお越しいただき、1回1時間、年間20回の個別療育、また保護者研修10日を受けていただいています。

また9月からは、集団療育「ぱぴぷぺKids」をスタートします。 毎月第1,3火曜日10時30分~11時30分、3歳〜就学前までのお子様、受給者証をお持ちの方が対象です。

ぜひ興味関心のある方は、お気軽にじらふ長居までご連絡ください~♪

じらふ長居事務所携帯 080-5816-4697

オガリ作業所 GWにじゃんぷ班大改装!!

こんにちは。新年度が始まり、オガリでは新体制のスタートとなりました。コロナ禍の中で重苦しい情勢とはなってはいますが、そんな中、感染対策と支援の両立を目指して、GWにじゃんぷ班の大改装を行いました。

 

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スタッフで意見を出し合って「とりあえずやってみよう!!」という事で個別スペースの拡充を図ってみました。もともとじゃんぷ班は外部刺激が苦手なメンバーさんが多かったので、不要な刺激を減らし落ち着いて過ごせるスペース作りが喫緊の課題でありました。

 

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これが絶対良い!という正解はありませんが、感染対策を講じながら、試行錯誤しながら実践に励んでいきたいと考えております。

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学びの場の必要性と、制度への疑問

〇障がいのある方の高等部卒業後の進路について。

これまで、卒後後の進路というと、就労という選択肢が中心だったように思います。就労の形は、一般就労、就労継続支援A型、就労継続支援B型、生活介護等を利用し、様々な選択肢が増えてきています。

それに併せて、就労以外の進路選択肢として、近年、【福祉型専攻科】も増えつつあります。

 

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〇【福祉型専攻科=学びの場】とは。

当事者の「もっと学びたい」「青春したい」という想いと、ご家族の「障がいがありゆっくり育ってきた我が子・・・。高等部卒業したら働くしかないの?障がいのない姉は楽しそうな大学生活を送っているのに、同じ我が子なのにこの子には選択することもできないの?」という想いを発端に、高等部卒業後に当事者が学ぶことができる活動場所として、社会福祉制度を活用して出来ました。(=以下、【学びの場】)

 

活動場所の運営は、社会福祉制度の自立訓練、生活介護など、それぞれの事業所の特性に併せてされています。その中でも、自立訓練という事業を活用して、【学びの場】の実践をされている事業所が多数を占めています。理由としては、自立訓練の制度であれば、受給者証が発行された方であれば、誰でも【学びの場】に参加できるからです。

 

障がいがあってもなくても、重度の方も、軽度の方も、みんな青春を輝かせる時間はとても大切な時間です。【学びの場】では、2年~4年ほどの期間を使って、活動の実践を行なっています。(事業所によって活動の年限は異なります)

 

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グループワークの様子

〇【学びの場】の課題

【学びの場】で利用されている自立訓練という制度には、2年間という利用期限があり、最長1年間は利用を延長することが可能です。

ただ、自立訓練は、元々、長期間入院されていた方が、社会で生活するために必要な「訓練」を実施する期間、として創られた制度であるため、「利用期間の延長」=「訓練が期間内では上手くいかなかった」と捉えられてしまいます。

そのため、3年目として、利用期間の延長を申請する利用者が多くなると、事業所が訓練を上手く出来なかったと考えられてしまい、事業所に入ってくる収入が減額になってしまう現実もあります。

 

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つみき入学式の司会

【学びの場】とうい場所が大切だと感じている人は、たくさんいるにも関わらず、通常の2年間でも事業所に入る収入が低く、広がらないのが現状です。

また、人員配置は6:1と定められており、6人の利用者に対して1人のスタッフ体制となっています。

最近では【学びの場】が大切であるということが、大阪府では認識され始めてきました。大阪府のホームページにも【学びの場】の事業所情報が掲載されるほどです。しかし、自立訓練のスタッフ体制では重度の方を受け入れるための人員は確保されず、事業所が身を削ってアルバイトを雇い、重度の方を受け入れる事業所も出ています。

収入と支出のバランスがとれないことも、【学びの場】が広がらない要因ではないのかなと感じます。

日本は誰でも・・・障がいある、ないに関わらず同じ教育が受けられる権利が保障されていますが、教育の場では専攻科(高等部を卒業してから通える学校)の設立が進んでいません。

 

社会福祉の制度の中で、障がいのある方の学びを大切にしていきたいという想いがある方や、事業所が、【福祉型専攻科=学びの場】の活動を適切に運営できる日が来ることを願いながら、今日も学生たちと楽しい時間を共有し、仲間と一緒に心地よい負荷を経験し、私自身学んでいきたいと思います。

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