何のためにこんな制度があるの???

大阪府では障がい者グループホームと日中活動の場が同じ建物内にあると、どちらも利用するということができません!つまり、グループホームに住んでいる方が、同じ建物内にある作業所で働きたいと思っても、制度上できないことになっています。

 理由は、グループホームは地域生活を目的にしているので、同じ建物内だと目的に沿わないとか、法人内の利用者の抱え込みが生じる懸念があるとか…のようです。

 でも、世の中を見渡すと、職場と住居が同じにしている方はたくさんいるし、だからと言って地域生活をしていないかというと、そんなことはないと思います。また、法人内での抱え込みという心配もありますが、同法人のサービスで、職場と住居が近いことによって、支援の連携がうまくいくことで、より良いサービスを受けることができることもあると思います。

 大切なのは、ご本人の選択ではないでしょうか。ここに住みたい!ここで働きたい!それが同じ建物内にあっても、それを選択する権利は尊重される制度であってほしいと思います。

 障がいがあることで選択することが難しい方もたくさんおられます。そのため、本人主体、意思決定支援を担保するために必要なコミュニケーション支援の向上が、支援者として求められていることを肝に銘じて取り組んでいきたいと思います!

 

であい 生活介護 慶元裕樹